フリーラジカルの基礎知識 TOP 体を錆びさせる活性酸素について

体を錆びさせる活性酸素について

体内の活性酸素(フリーラジカル)が増えることによって、身体が酸化・老化していきます。活性酸素は、元々は外部から侵入するウィルスや細菌などを攻撃するための、人間の免疫力に当たる物質になります。そのため、人間の体を守る上では大変重要な働きをしているのも事実です。

しかし、活性酸素(フリーラジカル)が増えるとウィルスや細菌以外にも攻撃をしてしまいます。そのため活性酸素はできるだけ除去しなければならないのですが、食生活の変化や生活習慣の乱れなどによって必要以上の活性酸素を発生させているのも事実なのです。

歳を取ることで身体の機能が徐々に衰えていくことを、老化といいます。活性酸素が増えると、平均よりも老化が早まると言われています。実際に、活性酸素が体内の細胞や組織を酸化させることでその機能が変質し、どんどんと衰えていくと考えられているのです。

活性酸素による酸化は、体の外部だけではなく内部の組織にも及びます。紫外線からの活性酸素の増加により肌にシワやシミが増えたり、コラーゲンの破壊によってたるみなどが生じるようになります。また、血管が老化することによって動脈硬化になりやすくなり、動脈硬化が様々な生活習慣病を引き起こすことになります。

活性酸素(フリーラジカル)による身体の酸化・老化を防ぐためには、できるだけ体内の活性酸素を減らしていく必要があります。そして、活性酸素を抑制していくためには生活習慣を変えていく必要があります。健康のため、美容を保つためには、日々の生活を見直してみましょう。

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