フリーラジカルの基礎知識 TOP 活性酸素が増える原因
活性酸素が増える原因
呼吸で取り込まれた酸素のうち、約2%は活性酸素に変わります。体内に入った酸素は脂質や糖質などを燃焼させてエネルギーを発生させる際に使用されるのですが、その時に消費された酸素の2%が活性酸素となってしまうのです。しかし、活性酸素の発生原因はこれだけではありません。日常の生活習慣が原因で、活性酸素が大量に発生してしまうこともあります。
最も関係が深い生活習慣が、食生活ではないでしょうか?食事から摂取した脂質は通常は腸内で分解されることになりますが、腸の不調や脂質の摂取過剰によって分解しきれなかった脂質は肝臓で解毒されます。そして、その際に活性酸素が発生するのです。また食品添加物などを含む食品を摂取すると、大量の活性酸素が作られることになります。
それから、運動も活性酸素の発生に深くかかわっています。運動不足は抗酸化酵素の機能を低下させることになりますので、活性酸素が増加します。逆に、激しい運動をしすぎると筋肉が虚血状態になりますので、回復して血流が元通りになった際には大量の活性酸素を生み出すことになります。
その他にも、喫煙は活性酸素を発生させる原因ですし、タバコの中にも活性酸素である過酸化水素が含まれています。また、ストレスや紫外線も活性酸素の大きな原因です。このように、活性酸素が発生する原因は多岐にわたります。活性酸素を予防したり除去したりするためには、これらの生活習慣の改善が求められます。