フリーラジカルの基礎知識 TOP 活性酸素(フリーラジカル)と抗酸化作用

活性酸素(フリーラジカル)と抗酸化作用

抗酸化作用とは、人間の身体が錆びるのを防止する作用のことになります。人間の身体が錆びるのは、活性酸素(フリーラジカル)が原因です。活性酸素は本来は外部から侵入するウィルスや細菌などに打ち勝つためには必要な物なのですが、その量が多くなりすぎると正常な細胞も攻撃することになります。これが身体の酸化・老化に繋がっていきます。

そのため、活性酸素が体内で増えすぎるのはよくありません。健康を維持するには、体内の活性酸素を除去してあげなければならないのです。それを改善する方法として挙げられるのが、抗酸化作用になります。体内では抗酸化物質というのが作られるのですが、抗酸化物質はその他にも外部から取り入れることができます。

代表的な抗酸化物質として、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)、カタラーゼなどが挙げられますが、主に抗酸化ビタミンと呼ばれるビタミンAやビタミンC、ビタミンE、それから抗酸化ミネラルと呼ばれるセレンや亜鉛などが中心となります。また、フィトケミカルというポリフェノールやカテキンなども重要な抗酸化物質です。

抗酸化物質は体内でも作られますが、加齢とともにその量は低下していきます。さらに、紫外線やストレスなどが原因で活性酸素が増えますので、体内の抗酸化物質を上回ってしまうことも少なくありません。体内の活性酸素(フリーラジカル)を除去するには、抗酸化物質をしっかりと摂取していくことが求められます。

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