活性酸素と老化

体内の活性酸素が増加することによって、老化現象が早くなると言われています。しかし、具体的にどのように老化が始まるのでしょうか?活性酸素に引き起こされる具体的な老化現象として、皮膚の老化や物忘れ、内臓機能の低下などが挙げられます。また、血管が衰えることによって動脈硬化になりやすくなったりもします。

太陽から発せられる紫外線は、皮膚細胞を刺激することになります。細胞内部の過酸化水素やスーパーオキシドなどを刺激すると、凶暴なヒドロキシラジカルを大量に発生させることになります。このヒドロキシラジカルは肌のハリを保つコラーゲンなどを破壊する活性酸素ですので、これがシワやたるみに繋がっていきます。

同様に、紫外線による活性酸素の発生を食い止めるために、体内からメラニン色素が分泌されることになります。このメラニン色素が身体にシミやそばかすを作りだす原因となります。

その他にも、活性酸素が脳の脂質を酸化させることでできる老人斑が、アルツハイマー性認知症を発生させているのではないかと言われています。また、活性酸素が目の水晶体が灰白色などに濁らせてしまう病気である白内障も引き起こすと考えられています。

一言で老化と言っても、目に見える皮膚の老化から身体の内面部分の老化まで様々です。そして、それらの老化に活性酸素(フリーラジカル)が関係していることは間違いありません。この様々な老化を改善していくには、やはり活性酸素(フリーラジカル)の除去が重要になってきます。

フリーラジカルの基礎知識